<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 詠懷古跡五首 四>
<Format: 七言律詩>
<Year: 1973>
<BookName: 唐詩三百首2>
<Translator: 目加田誠>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 詠懷古跡　五首　その四>
<BookPage: 241>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
蜀主窺吳幸三峽，
崩年亦在永安宮。
翠華想像空山裏，
玉殿虛無野寺中。
古廟杉松巢水鶴，
歲時伏臘走村翁。
武侯祠屋常鄰近，
一體君臣祭祀同。
<End Poem>
<Translation>
蜀主劉備は東呉を伐たんと
この三峡に出でましたが
戦勝たず白帝城の
永安宮にみまかっ
翡翠の御旗飄るを
空山の中に想いみれど
玉殿のあとは消えて
いまはただ野寺の中
古廟の松杉に鶴巣くい
年々夏冬には村の翁が
ここに集うて祭りする
武侯の嗣堂もそば近く
君臣水魚の交わりの
そのありし日をそのままに
同じ祭りを受けたもう
<End Translation>
<Formatted Translation>
蜀主劉備は東呉を伐たんと　この三峡に出でましたが
戦勝たず白帝城の　永安宮にみまかっ
翡翠の御旗飄るを　空山の中に想いみれど 玉殿のあとは消えて
いまはただ野寺の中
古廟の松杉に鶴巣くい
年々夏冬には村の翁が　ここに集うて祭りする
武侯の嗣堂もそば近く
君臣水魚の交わりの　そのありし日をそのままに　同じ祭りを受けたもう
<End Formatted Translation>